HIV/AIDS関連情報
2006年8月1日(火) ジンバブエでHIV陽性者の恋人紹介機関発足
7月26日のBBC NEWS(website版)によりますと、アフリカのジンバブエで、HIV陽性者に恋人を紹介する機関が発足し話題を呼んでいます。この機関は、HAPANAという名称で、自らの母をAIDSで亡くしたLuta Shabaさんが2ヶ月前に設立しました。先日1組のカップルが誕生したそうです。
「HIVは早期発見をし、薬を飲むことによってAIDSを発症しなくなる。だから怖い病気じゃないんですよ。」
と言われることが増えてきました。
しかし、本当にそうでしょうか。
人間は死ななければそれでいいというものではありません。人間らしい生き方をするには自身を理解してくれる人が必要です。また生涯に渡り、性的接触や恋人との関係を持てなければ意味のない人生になってしまうでしょう。
HAPANAという機関の名称は、ジンバブエの流行歌である「Hapana Asina Wake」という曲からとったもので、このタイトルは、「人生において特別な人がいない人はいない」という意味だそうです。
適切な服薬と同様に、あるいはそれ以上に、HIV陽性の方に対する精神的なサポートはたいへん重要です。気持ちを理解してくれるパートナーほど安らぎを得られるものはないでしょう。
ちなみに、UNAIDSの統計によりますと、ジンバブエでは国民のHIV陽性率が21%(2004年)、コンドームの使用率は、男性で86%、女性で83%だそうです。政府やNPOの啓発が功を奏し、感染率、コンドーム使用率とも改善してきているようです。
(谷口 恭)
「HIVは早期発見をし、薬を飲むことによってAIDSを発症しなくなる。だから怖い病気じゃないんですよ。」
と言われることが増えてきました。
しかし、本当にそうでしょうか。
人間は死ななければそれでいいというものではありません。人間らしい生き方をするには自身を理解してくれる人が必要です。また生涯に渡り、性的接触や恋人との関係を持てなければ意味のない人生になってしまうでしょう。
HAPANAという機関の名称は、ジンバブエの流行歌である「Hapana Asina Wake」という曲からとったもので、このタイトルは、「人生において特別な人がいない人はいない」という意味だそうです。
適切な服薬と同様に、あるいはそれ以上に、HIV陽性の方に対する精神的なサポートはたいへん重要です。気持ちを理解してくれるパートナーほど安らぎを得られるものはないでしょう。
ちなみに、UNAIDSの統計によりますと、ジンバブエでは国民のHIV陽性率が21%(2004年)、コンドームの使用率は、男性で86%、女性で83%だそうです。政府やNPOの啓発が功を奏し、感染率、コンドーム使用率とも改善してきているようです。
(谷口 恭)