HIV/AIDS関連情報

2006年5月31日(水) インドネシア・ジャワ地震について 第2回

 ジャワ島中部のジョクジャカルタ特別州で発生した大地震は、インドネシア社会省によりますと、30日の夜の時点で、死者数は5732人にのぼりました。

 インドネシア大統領府のまとめでは、30日までに34カ国から物資や人材の提供や意思表示があり、米軍はすでに300人以上もの隊員が現地入りしています。日本の自衛隊も現地入りする見込みだそうです。

 ただ、一方では、略奪行為が横行し、行政の調整力不足も加わり、支援物資が被災者に十分に行き渡っておらず、政府の救援活動に不満の声も上がっているそうです。

 阪神大震災やスマトラ沖大地震のときも、被災者に対する窃盗、強盗、レイプなどが相次ぎましたが、ジャワ地震でも同様の犯罪がすでに生じてしまっているようです。

 こういった犯罪を阻止し、確実に被災者の方々の援助をおこなうには、直接現地に行くべきなのでしょうが、GINAでは現在そのような余裕がありませんし、本来の設立趣旨とは異なりますから、信頼できる組織に義援金を送るというかたちで協力していきたく考えています。

 義援金での協力第2弾として、GINAからWFP(国連世界食糧計画)に寄附をいたしました。
2006年5月30日(火)
エイズ検査参加を呼び掛け 普及週間で田中好子さん    浅居 雅彦
 
 今年から始まるHIV検査普及週間(6月1-7日)を前に、女優の田中好子(たなか・よしこ)さんが29日、東京のJR新宿駅前で街頭キャンペーンをし、パンフレットを配って検査への参加を呼び掛けたと共同通信社が報じています。

 国内で新たに確認されたHIV感染者とエイズ患者の合計は2004、05年と2年連続で年間1000人を突破。発症してから感染が分かるケースが約3割を占め、早期発見・治療の必要性が指摘されています。

 街頭キャンペーンに先立ち赤松正雄厚生労働副大臣とともに南新宿検査・相談室を訪れた田中さんは、HIV検査の流れについて説明を受け、その後記者会見し「エイズは怖い病気だが、キャリアの段階なら治療方法はある。(感染の)疑いがある人は1日も早く検査を受けてほしい」と訴えていました。

(谷口 恭)